KYOSHI SEIBUTSU ZUKAN
動物と植物の境界が溶け合う場所に、鋸歯生物は息づいている。
光合成しながら移動し、根を張りながら眼を持つ。
既存の分類学が届かぬ生命の、記録と標本。
植物性器官を展開しながら移動できる。体表の葉脈構造が光を集め、運動エネルギーに変換する。
地中に伸ばした細根から振動・水分・化学物質を感知する。地震の数時間前に行動変化が観察される。
脅威を感じると完全に静止し、体表を周囲の植生と一致させる。最長静止記録は72時間。
分類できないものだけが、
本当に生きているのかもしれない。
鋸歯生物が生息するのは、植生と動物相が融合した架空の生態系。進化の過程で動植物の区別が失われた世界の自然誌として、アガベストはひとつひとつの標本を樹脂粘土で記録し続けている。これは作品集ではなく、観察記録である。
樹脂粘土を素材に、動物と植物が融合した架空の生物「鋸歯生物」を制作。観察記録・標本図鑑という形式を借りながら、既存の分類体系では捉えきれない命のかたちを探求している。
| 素材 | 樹脂粘土 |
| ジャンル | フィギュア / 架空生物造形 |
| 活動 | Pelican Works |