動物と植物の境界が溶け合う場所に、
鋸歯生物は息づいている。
光合成しながら移動し、根を張りながら眼を持つ。
既存の分類学が届かぬ生命の、記録と標本。
観測された個体の一部は、譲渡局を通じて新たな管理者へ引き継がれる。
現在譲渡可能な個体や、再観測情報を確認できます。
TRANSFER ARCHIVE
現在譲渡可能な個体、再観測予定個体、最新の移送情報を確認できます。
CURATOR'S PICKS
初めて観測する方へ。
まずはこちらの個体からの観察を推奨します。
鋸歯生物図鑑の最初の標本。アガベの葉の形状を模した鋸歯状の突起を持つ。プレステラに引っかかって生涯を過ごす。
植物棚に潜む猫型塊根鋸歯生物。足に見える部分は根であり、乾燥すると機嫌が悪くなる。
植物棚の深海域において確認される、植物融合型の海洋鋸歯生物。月光を浴びて光合成を行う。
アガベの縦割り時に裂け目へ自らくちばしを差し込み、身体全体で開口を固定する鳥型共生生物。子株発生を促進する分泌液を塗布する。
鋸歯生物が生息する特殊環境において確認される補助生命体群。
彼らは鋸歯生物そのものではなく、生態系のバランスを支える重要な共生者である。
一部は園芸管理を補助する実用的な存在として観測されている。
アガベの縦割り時に裂け目へ自らくちばしを差し込み、身体全体で開口を固定する鳥型共生生物。子株発生を促進する分泌液を塗布する。
鋸歯生物の個体識別用に、特殊な粘液で標識ラベルを貼付するヤモリ型共生生物。脱落防止のために爪で固定する習性がある。
鋸歯生物の根圏周辺の土壌を掘り返し、通気性と排水性を改善するモグラ型共生生物。有機物の分解も促進する。
植物性器官を展開しながら移動できる。体表の葉脈構造が光を集め、運動エネルギーに変換する。
地中に伸ばした細根から振動・水分・化学物質を感知する。地震の数時間前に行動変化が観察される。
脅威を感じると完全に静止し、体表を周囲の植生と一致させる。最長静止記録は72時間。
WORLD LOG
分類できないものだけが、
本当に生きているのかもしれない。
鋸歯生物が生息するのは、植生と動物相が融合した架空の生態系。進化の過程で動植物の区別が失われた世界の自然誌として、アガベストはひとつひとつの標本を樹脂粘土で記録し続けている。これは作品集ではなく、観察記録である。
樹脂粘土を素材に、動物と植物が融合した架空の生物「鋸歯生物」を制作。観察記録・標本図鑑という形式を借りながら、既存の分類体系では捉えきれない命のかたちを探求している。
| 素材 | 樹脂粘土 |
| ジャンル | フィギュア / 架空生物造形 |
| 活動 | Pelican Works |